後継者は決めているが、完全に任せられる状況ではない。万一認知症などで経営が危うくなることを回避しつつ、徐々に権限移譲を行いたい。
髙志さんは、会社の操業経営者である。
後継者として、長男の和夫さんを入社させ取締役として、経営のノウハウを伝承している。
しかし、髙志さんは和男さんの経営能力を全面的には信頼していない。和男さんも、父に代わって経営を完全にできるという自信は持っていない。
髙志さん所有の会社の株式につき、髙志さんを委託者兼当初受益者、和男さんを受託者兼二次受益者とする民事信託(家族信託)を締結する。
当面の間、髙志さんを指図権者とする指図権を設定しておく。
信託スタート後は、会社の株式議決権のみが後継者の和男さんに移動する。髙志さんは指図権により、従前どおり代表取締役として会社の経営を行う。
髙志さんは、和男さんの成長を確認しながら、指図権を柔軟に使い徐々に和男さんに権限を移していく。
万一、髙志さんが認知症になった場合は、自動的に受託者の和男さんが議決権を行使できるようになり、事業承継が完了する。
令和6年12月18日
NBC夕方の情報番組「Pint」で紹介されました。
無断複製・転載不可
国土交通省令和5年度空き家対策モデル事業の予算で、「マンガでわかる家族の信託」を作成しました。
これを、県庁及び市町役場で配布していますが、
令和6年2月11日長崎新聞「石だたみ」で紹介していただきました。
今回、この冊子は6000冊印刷しました。役場以外では、一部の社会福祉協議会や地域包括支援センターなどにも置かせていただいています。
是非、ご覧いただき、空き家の発生予防対策にお役立てください。
お近くに冊子が無い場合は、以下にデータをダウンロードできるようにしておりますので、ご活用ください。
家族の信託を理解していただくため、本会で配布している冊子のデータをダウンロードしていただけるようにしております。
ダウンロードに当たっては、制限は設けておりませんのでどなたでもご利用いただけますが、営利目的の使用はご遠慮ください。
住まいの終活ノートは、県内ほとんどの市町役場に配布しております。
もし、役場に在庫がない場合、直接「信託ながさき」の本部及びメンバー事務所にご請求ください。
左の「ダウンロード」ボタンをクリックすると、データで取得もできます。
【 お問い合わせ 】
一般社団法人 家族の信託ながさき連絡協議会 本部事務局(行政書士法人シトラス内)
〒852-8135 長崎市千歳町6-11高島第3ビル301
℡/fax 095-894-8175
mail info@shintaku-nagasaki.com
信託情報の全タイトルを確認したい場合には、一番下の「サイトマップ」をクリックしてください。
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